失敗しないための注意事項

業種選び
一見どこも同じように見えるキャッシング業者の商品。ですが返済方法や利率、融資限度額など実際には様々なケースがあります。まずは色々なキャッシング業者のサイトや広告を見てまわり、あなたの求める条件にぴったり合う商品を提供している業者を見つけましょう。
キャッシングとつきあうために
返済計画を事前にキチンと立て、無理のないよう上手に借入・返済していけば、キャッシングは決して怖くはありません。
でも!簡単に借りられるから…と一度にあちこちのキャッシングに手を出してしまうと、月々の返済額はあっという間にとんでもないことになってしまいます。気をつけましょう!
ヤミ金(ヤミ金融)とは
貸金業を行う上で必要な登録を行っておらず、法律を無視した法外な利息で金を貸し、人権を無視した過酷な取立てを行う業者のことをいいます。(一般的な見解)
有名大企業に類似した、又はは同一の名称を名乗っている場合も多いのでご注意ください。
ヤミ金融の定義
厳密な定義はなされていませんが、下記のいずれかひとつでも該当すればヤミ金融に当たるとされています。
  • 無登録の貸金業者全て
  • 出資法の制限(29.2%)を越える金利を課す業者
  • 登録番号を表示しない、もしくは偽っている業者
  • 携帯電話の番号しか有しない業者(携帯電話での貸金業登録は認められていません。)
ヤミ金の見分け方
  1. 都道府県または財務局の登録認可を受けているか?

    登録番号の表記がない金融業者はヤミ金融業者である可能性が高いです。賃金業規正法では、[都(3)000****号][関東財務局長(3)00****号]といった表記が義務付けられています。括弧内の数字は3年毎の更新となっており、現在、最も古い番号で(7)です。悪徳業者の場合、商号の登録をし直したいということが多く、数字が(1)となっている可能性が高いです。
    また、下記のような記載がある業者にもご注意ください。
    • 100%融資
    • 必ず貸します
    • ブラックでも可能
    • ブラックでもOK
    • 自己破産でも融資
    • 審査なし
    • 一切お断りなし
  2. 都道府県毎の貸金業協会に加盟しているか?

    「都金協 第00*****号」といった番号で、貸金業協会といったもの加盟しているかどうかということも目安のひとつです。ただし、加盟は義務付けられたものではないので、加盟していない=ヤミ金業者と言うわけではありません。JCFA・NIC・CLAなどの業界の任意団体も存在します。賃金業協会の加盟に加え任意団体の加盟業者であればさらに安心といえます。
クレサラ問題
クレサラ問題とは、クレジット会社、消費者金融の利用による多重債務、過酷な取立て、高利貸しなどを中心とした問題の総称です。

○詐欺の手口 ※色々な手口があります。みなさんご注意!

押し貸し(押し付け融資)
貸金業者(殆どヤミ金)が、勝手に銀行口座などに入金し、その後、高金利をつけて返済を要求する手口。この場合、勝手に入金されたものですから、金銭貸借契約は成立しておらず、金利は一切支払う必要は当然ありません。加えて、このような入金行為は、ほとんどの場合、その後の金銭喝取の手段に過ぎないと評価できるので、法的には不法原因給付に当たり、入金された金員を返還する必要もありません。裁判になったとしても、貸金業者が勝訴することなどまずありえません。ご安心ください。

買取屋(換金屋)
債務者に「クレジットカードの枠を現金化」等と謳ってクレジットカードで換金可能な商品(電化製品、チケットなど)を購入させ、その商品を安く買い取る(換金する)業者のことをいいます。業者は、その商品を他へ転売し利益を得る。債務者が買取屋と取引きしても、一時的に現金を得るだけで決して債務が減ることありません。そればかりか、詐欺罪に問われたり、自己破産した場合の免責が認められなくなる可能性があります。業者によっては某巨大掲示板のトップページなどにも広告していることがあります。

整理屋
多重債務の整理をするといって、高額な手数料を取る業者のことをいいます。弁護士以外はこのような行為を行なうことは許されておりません。しかし業者によっては弁護士と提携している所もありますのでご注意ください。弁護士が行う債務整理と異なり、利息制限法などを用いた適正な処理がなされないことが多く、債務者は必要以上の不当な負担を負わされることになります。

紹介屋
多重債務者に「まだ借りられる業者を紹介する」などといって、高額な紹介料を取る業者のことをいいます。紹介屋と紹介された金融業者は、提携していることもありますが、無関係な場合もあります。中には融資の申し込みを受けて審査をしているように装い,「自分のところでは融資が出来ないが,他の融資出来る業者を紹介する」といって適当な業者を紹介(会社名を教えるだけでその会社とはなんの関係もない)し,高額な紹介料を払わせるものもいるので注意が必要です。

年金担保金融
年金証書、印鑑、通帳を担保(年金の受給権が担保ではないこと注意されたい)に貸し付けを行なうことをいいます。また、印鑑と通帳を使って、「返済」と称して債務者の年金を勝手におろしてしまう業者もいます。これらを担保に取る行為は罰則付きで禁止となっています。また、年金の受給権を担保にすることも原則禁止であり、例外的に担保にできるのは福祉医療機構などのように法律で定められたものだけです。このため福祉医療機構と類似した名称の業者や、福祉医療機構を紹介すると称して紹介料を請求する業者もいます。

空貸し
金を貸していないにも関らず、「貸した」と主張して返済を要求することをいいます。又は、債権を譲渡されていないにもかかわらず、「譲渡された」と主張して返済を要求する場合もあります。典型的な架空請求詐欺の一種です。

チケット金融(金券代金後払い)
新幹線の回数券などの換金性の高いチケットの売買を利用した実質的な貸し金行為で、次のようなものです。業者は、顧客に対してチケットを後払いで正規の価格で販売し、顧客は、そのチケットを所定のチケット店で換金して金を受け取る。その後、顧客は業者にチケット代金を支払う。業者とチケット店が共謀しているので(あるいは実質的に同一であるので)、顧客からみると、チケット店での換金額が元金に、正規のチケットの代金が返済額に、チケットを換金した日から後払いでチケット代を払った日までが借入期間、「正規のチケット代金-チケット店での換金額」が利息に、それぞれ相当することになります。

システム金融
複数のシステム化された業者による次のような行為。ある業者が個人事業者や零細事業者を相手に小切手や約束手形を担保として高金利の貸し付けを行ない、借主の返済が滞ると、最初の業者が別の業者を紹介したり、別の業者からダイレクトメールや電話での勧誘があり、今の借金を新たな借金で返済するように勧められる。これに応じると、借主は借金と返済を繰り返し、急激に債務が拡大してしまいます。債務者は小切手や約束手形を担保に取られ、業者の言いなりになってしまうというケースもあります。

家具リース金融(家財リース業者)
債務者の家具等の生活必需品を買い取ったとし、それを「リースする」と称して「リース料」を要求する行為をいいます。「リース料」が滞ると家具等が持ち去られてしまいます。実質的には、家具等は担保でありリース料は利息に相当する。貸金業の登録はせず、古物商の許可を得ている業者が多いのが特徴です。

パンスト金融
物品販売の業務委託を装った金融で、まず、債務者と債権者が物品販売の業務委託契約を結びます。債権者は、安物のパンストなどの商品と業務委託手数料といった名目の金員を債務者に渡し、債務者は1週間程度後に商品代金を支払うというもの。実質的には、業務委託手数料が元金、商品代金が返済額に相当します。商品は、1足1万円のパンスト、1パック2万円の塩などで社会通念上、とうてい考えられない価格の物がほとんどです。

根保証
次のことは商工ローンなどでよく起こる問題です。 保証人が根保証契約する場合、業者から十分な説明を受けないままに(あるいは、契約書にわかりにくく記載されていたりします)、借主の以前の債務や将来の債務までが保証の対象となっていることがある。例えば、借主が100万円の借入をするに際して、十分に理解せずに限度額1000万円の根保証契約をしたとします。保証人は100万円分だけの保証をしていると理解しているかも知れないが、その後、借主が借入れを増やした上に返済不能となってしまうと、保証人は最高1000万円もの思いもよらない責任を負わされることになるのです。悪質な業者によっては、根保証の限度額のことを「借主の融資限度額」などと虚偽の説明を行なうこともあります。