失敗しちゃった人の脱出体験記

正義の味方ウルトラCは優良企業しか紹介しません!
でも、いくら優良企業だとしても、キャッシングそのものの利用方法を間違えば、失敗してしまう人がいるのも事実です。
ここで紹介するリアル体験談を反面教師として見ておくのもいいかも!?
もくじ
プロローグ
第一話
必殺!受付お姉さんスマイル
必殺!受付お姉さんスマイル

私が消費者金融から初めてお金を借りたのは、大学1年生の時で、学費の為、というとても健全なもの(?)でした。
問題はそれからだったんですよ・・・「お金は借りられる」という事を覚え、それに甘えてしまったんですね。
世の中には、最初から計画的にキャッシングを利用出来る人も大勢いるのに、財布の延長線上と勘違いしてしまったんです。
そうなっちゃうと・・・もう後は決まってますよね?

初めてお金を借りるまでの経緯は、こんな感じでした。

大学進学と同時に上京した私は、学費、生活費を稼ぐ為に真面目に働いていました。
昼は某会社で総務の仕事をして、夜は大学で授業を受け、その後、週3日程工事現場に出ていました。
その年の10月には後期授業料の納期があるので、昼間の仕事だけでは間に合いそうになかったからです。
ところが、受験で体がなまりきっていたせいか、夏に体を壊してしまい、しばらく仕事を休まなければならなくなってしまいました。
まだ、後期分の学費は10万程足りません(まぁ服とか買わなきゃ貯まってたんですが・・・。)
昼の仕事があるので、生活は出来ますが、2ヶ月で10万貯めるとなると、毎日、米と鰹節しか食えなくなります。
「3日に一回の缶コーヒーが今一番楽しみにしている事です!」20歳の青春真っ盛りボーイにそのセリフは無理でしょう?

おいおい、ちょっと待てよ、と。
サークルだ合コンだと楽しそうな同級生達を尻目に、昼はネクタイ締めて、深夜はニッカボッカはいて仕事してたのに、何故にそんな生活せねばならんのだ!
と、そー思うのもわかりますよね。ダメですか?

そこで普通なら親とか親戚に金の無心を頼むんでしょうが、まぁ、いろいろ事情もあってそれも出来ない・・・。

そんな時、ふと目についたのが、よく街で見かけるハデな色の看板。
カタカナの名前もよく耳にする大手消費者金融。
あまり気乗りはしないけれど、なんとなく階段を登って自動ドアから覗くと、あらビックリ。
銀行よりもキレイに、カウンターに椅子が整然と並んでます。

「でもなー、なんか借りる勇気もねーな」と思いつつも開いてしまった、自動ドアをくぐれば、

「いらっしゃいませー」と、かわいいオネーサンが声をかけてくるわけです。

もっとやさぐれた雰囲気を想像していた私は、受付オネーサンのスマイルに急に心を許してしまい、いつのまにか座ってしまった私は、いつのまにか受付のおねーさんが出してきた書類に、いつのまにかいろいろ記入していたわけですよ・・・。

受付オネーサンスマイル恐るべし!

・・・と言ってる場合ではないのですが、出されたお茶をズルズルすすりながら、すっかり心拍数も普通になっていました。
学生ながら定職にもついていた私は審査もすんなり終わり、ものすごくあっけなく、向こう2ヶ月の鰹節ごはん生活は、日本人の平均水準の食生活へと変貌を遂げたのでした。

「あーこんな事なら早く借りとけば良かったなぁ」と、その時は思ったわけです。
小額ながらボーナスも出るし、それで返せば、それまでに払う利息も1万いかないし・・・。

確かに、それで完済していれば、それで終わりなのです。
けれども、なかなかそーうまくはいかないのが人生・・・というより私の性格で・・・。
案の定、この最初の借金の返済計画はグズグズになっていくのでした。

次回に続く